チベットの著名な作家、ショクジャン・アカ・ドゥクロは2月17日、3年の服役を言い渡された。青海省マホ（中国語は黄南）チベット自治州、レゴン（同仁）の中級人民法院が宣告した。

中国政府は、ジャンクションが国民の不和を煽る著作を出し、チベットが中国から独立することを願う〝分断者〟たちと密かに連絡を取り、社会の不安定を招いた―と訴えた。チベットの関係筋がラジオ・フリー・アジアに伝えた。

ジャンクションは、1959年のチベット民俗平和蜂起記念日（3月10日）の数日後、3月19日に逮捕され、宣告はほぼ１年後に行われた。

家族や友人を含め約40人のチベット人グループが、ショクジャンの宣告を行ったレゴンの役人を訪ねた。ダラムサラを拠点にする元政治犯の団体、グ・チュ・サムの情報によると、結審につながる審理や法廷は開かれなかった。

ショクジャンは３冊を出版している。うち１冊〝The courage of path〟は中国政府が発禁にしている。